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11月, 2019の投稿を表示しています

「トレーニング」「運動」を学ぶ・教わる

最近、ケトルベルを買って、自宅でのトレーニングに使っています。ケトルベル自体は2年ほど前には知っていて、 松下タイケイ 氏の本(当時、日本語の本としては唯一だったと思います)も買って読んだのですが、ケトルベルを買い、トレーニングを始める決断がなかなか出来ませんでした。重い金属塊を振り回すわけで、見た目はなかなかコワいのです。また、その塊を室内に置くのも、家族に悪いような気がしたのです。 興味が懸念を上回ったのと、家族が受け入れてくれたのとで、いよいよ始めてみたのですが、いざはじめてみると、とても面白くて、徐々に深くはまってきている感じがします。 そして、ケトルベルを始めたことは、トレーニング、運動を学ぶ上で、YouTubeがとても役に立つことを知る機会にもなりました。 スポーツクラブ利用の難しいところ 以前はスポーツクラブに週1回通って、マシントレーニングや、スイミングをしていたのですが、今年(2019年)の初めに退会しました。退会する1か月ほど前、仕事に時間が出来たので、週に2,3回スポーツクラブに通っていたのですが、そこで嫌気がさしてしまいました。 マシンジムに行けばスマホをいじってる人が長時間占有している。プールに行けばコースの端でおしゃべりに興じる人たちがいる。トレーニング後、「トレーニング頑張ったから!」と自分で勝手に甘えて、フルーツジュースを飲んだり脂質の多い食事をしたり。 毎回のトレーニングに時間がかかり過ぎている、あまりうまくジムを使えていない、と思ったので、辞めることにしたのです。 再度、目標設定 しかし、私は歳も40代半ば、お酒こそ飲まないものの、甘いものも脂っぽい食事も好きです。トレーニングをしなければ際限なく太ってしまい、不健康になるのは間違いありません。 とはいえ、ボディービルダーとか、フィジークとかを目指す気はありません。歩く、長時間立っている、軽く走る。自分の身体を自分で支えて、自在に動かせる。そんな人生の時間を延ばせるように。また、あまり見苦しい体型にならないように、というのが目標になりました。 この目標は野心的ではありませんが、達成し続ける、継続することも目標となるので、指針や工夫が必要ですね。 自宅トレーニングの指針探し まず、『プリズナー・トレーニング』を買って読んでみました。長期に

マンガ日本の古典『平家物語』『吾妻鏡』

横山光輝『平家物語』 日本で三国志の人気が高いのは、もとの物語の魅力に加え、たくさんの作家が小説家し、またたくさんのメディアで映像化・ゲーム化されてきたからですが、横山光輝氏の漫画がその一端を担ったのも間違いないところではないでしょうか。 シンプルな線で描かれるキャラクター、背景は、現代の劇画化した漫画と比べると絵本のようでさえあります。しかし、それがむしろ物語の「語り」を強調して、長く人気を保つ力になっていると思います。 その横山氏がマンガ日本の古典で取り組んだのが『平家物語』。平氏の興亡から源氏の勝利までを描く、軍記ものです。平清盛、重盛、源頼政、源頼朝、木曽義仲に源義経と、 おなじみの侍たちが戦いを繰り広げていきます。 「見開き2ページを使う一枚絵」のような、劇的な表現はありません。 淡々とした調子で物語は進みます。ですが、そこになんとも古典的な味わいを感じます。 竹宮恵子『吾妻鏡』 文庫本上中下巻の巻末にある著者のあとがきによれば、大変な資料調べの上で描かれていることが分かります。たとえば建物ひとつとっても、「日本の建築物は、外国のそれよりも保ちが悪いので時代によっての違いが細かく、平安時代から鎌倉への移行期には重なり方も微妙で、調べる程に悩みは深くなるばかり。」 吾妻鏡は鎌倉時代の編年体で書かれた歴史書。上記のような手厚い調べのもと、それでいて単なる事柄の羅列ではなく、人物のドラマとしてもきちんと描かれている。本当に大変な作品だと思います。文庫3巻を二度・三度と読めば(※一度ではとても読み切れるものではないです)鎌倉時代の政治・軍事について一定の見識を得られるのではないでしょうか。 それぞれでも、読み比べても 時代、対象の重複するこの二編をシリーズに入れた編集の見識を感じます。二人の作家の作風の違いもあって、よい対照になっています。別々に読んでも、並べて読んでも、面白いです。

新書で学ぶミクロ経済学

読みやすいミクロ経済学「入門の入門」 「入門の入門」というタイトルで、ミクロ経済学のテキストが3冊、岩波新書で出版されています。 ミクロ経済学入門の入門 ゲーム理論入門の入門 経済数学入門の入門 タイトルのとおり、「入門の入門」で、どれも前提知識がほとんど無くても大丈夫。図や例を駆使して、とても分かりやすい。著者のお三方は、皆、30代から40代と若く、アメリカの大学で研究した経験があるせいか、 若々しいきびきびした文章で、非常に読みやすいです。 新書という軽量なフォーマット(3冊とも150ページほどにまとめられています)と、よく合っていると思います。 入門の入門の先についての配慮も  3冊ともに、巻末に「次にどの本を読んだらよいか」を紹介しているのがとてもいい。単なる参考文献リストではなく、それぞれがどういう内容、レベルなのか説明してあるものです。 入門の入門で興味を持った人、元からもっと上のレベルを目指している人にとって、こうしたブックガイドはありがたいですよね。 資格試験・公務員対策の「準備」に最適 経済学は、中小企業診断士の資格試験に含まれていますし、公務員試験にも含まれています。 それらの試験で問われることは、経済学部で学んだ人にとっては「きわめて難しい」というものではないですが、別の学部で学んだ方にとってはなかなかとっつきにくい。 試験に向けた勉強方法としては、大学1年生向けの経済学の教科書から入るのが王道でしょう。が、近年の経済学の教科書は厚くなる一方なので、初学者にとってはなかなかハードルが高いですよね。 試験対策を効率的に示してくれる公務員試験予備校や、中小企業診断士予備校は、いきなり飛び込むのは、勇気と、何よりお金がいります。 この3冊は、そうした資格試験対策に取り組みたいけれど、経済学の入り口で躊躇している人にとって、大いに学習のハードルを下げてくれるものです。大学生はもちろん、社会人の皆さんにも広くお勧めしたいですね。 補足:坂井豊貴氏 『ミクロ経済学入門の入門』の著者、 坂井豊貴 氏は、他に著書も多数出されています。読売新聞の書評も書いておられます。そのほか、不動産コンサルティング会社でエコノミストを勤めたり、ビットコインに投資していたりと、多岐にわたる活動をしておられます。 今後注目の

雑誌『Newton』

月刊の一般向け科学雑誌 Newtonは、株式会社ニュートンプレスが発行する月刊の一般向け科学雑誌です。 https://www.newtonpress.co.jp/ 編集方針が時々変わりますが、数十ページを使うメインの特集を中心に、科学ニュース、一般向け科学解説記事が満載です。また、世界遺産をはじめとする世界各地の風景写真のグラビアページもあります。そうそう、天文学のイベントの記事が毎号きちんと載っているのは、とても科学雑誌らしいですね。 力の入った特集 2019年12月号の特集は心理学超入門。といっても俗受けを狙った心理テストなどとは違って、きちんとした科学の話。心理学の方法論や歴史をたどっていて、手堅いです。 11月号は周期表。発見の歴史にふれながら、背景にある物理学的な仕組みを説明、また各族について日常でも見られる特徴を見ていきます。 この雑誌の特集ページは、大写しの写真やイラストを多用していて、視覚的に心を奪われますね。毎号、力が入っていて、たいへん面白いです。 一般向け科学解説記事 「数学とか宇宙とか、科学なんて自分の暮らしに関係ないよ」と思う人でも、睡眠、筋力トレーニング、飲酒、アレルギー、予防接種など、日々の暮らしで様々な科学的な問題に直面しているものです。こうした問題について、うっかり適当にトンデモ科学を学んでしまうと、無駄どころか、誰かの人生に害をもたらしてしまうかもしれません。 Newtonの科学解説記事は、科学的背景についてきちんと取材し、科学者による監修を得て書かれています。「××すれば○○は治る!」というような単純さ・明解さには欠けるかもしれませんが、確かな科学的知見を学ぶ方がよいですよね。毎号、2ページから4ページの記事が数個載っているので、続けて読むとヘンテコな科学、疑似科学に惑わされにくくなるでしょう。 研究者へのインタビュー記事 先端的な研究に取り組む研究者への、数ページにわたるインタビュー記事がほぼ毎号載っているのも本誌の特徴の一つです。この蓄積のおかげで、ノーベル賞を日本人が受賞すると、翌月号にはその方へのまとまった量のインタビューが掲載されます。読者としてはあらためてその学者さんの研究の経緯や、業績がはっきりわかるので、とてもありがたいですね。 別冊、ムック、単行本  特集記事などをもとに

マンガ日本の古典『奥の細道』矢口高雄

『奥の細道』 の短さと、分かりにくさ 奥の細道という作品は、読もうと思えばあっという間に読めます。岩波文庫版で100ページにも満たない小品です(文庫には、奥の細道の他に同行した弟子による曾良日記、後年の読者による注釈書である奥細道菅菰抄が付いています。それでも250ページほど)。 意気込んで読んでみたら二日くらいで読めてしまい「あれ?」となりました。 ただ、その直後に「全然読めてない…」という感想も湧いてきました。なんとなれば、松尾芭蕉が歌枕を訪れ、それに触れながら自作を詠むわけですが、芭蕉が念頭に置いている(当時の読者も想像した)古典の和歌を、私が知らないからでした。 学生の頃、「現地に行ってみたらその風情、興趣がもっと分かるかもしれない」と 思って中尊寺あたりに旅行したこともありますが、やはりそういうことじゃないんですよね。もちろん現地を訪れたことに意味はありましたけど、読みこなし、深く味わうためには古典の教養がどうしても必要になってきます。岩波文庫に菅菰抄が付いているのも、そういう理由だと思うんですが、これがなかなか大変で… どう漫画化してあるか 他の子供向けのマンガ化作品では、おおよその旅程をたどりながら、わかりやすく、また面白みのある句を取り上げています。それはそれでまったく正しいマンガ化だと思うのですが、 矢口高雄 氏はそこでとどまっていません。 さまざまな資料にあたりつつ、『奥の細道』では詳細に描かれていない旅の事情や、当時の俳諧師の社会的な位置づけなどを述べつつ描かれます。芭蕉が各地の弟子からどう歓迎されるか見て、江戸時代のあれこれについて想像を巡らせるのは楽しいです。 矢口氏の画風との相性の良さ 矢口氏といえばやはり『釣りキチ三平』です。山の中、渓流、静かな湖、あるいは鮎が泳ぐ川…。子供の頃、あの作品を読んでいると、丁寧に描きこまれた自然の風景から、匂いがただよってくるように感じたものでした。 本作では江戸時代の東北の山、森、川が描かれています。現代の山、森、川の情景を見慣れた私にはとうてい想像が行き届かないところが描かれているように思います。弟子と二人、東北の山中を行く芭蕉が見た景色はこうだったんだろうなあ…と納得してしまいます。 本シリーズの中でもトップクラスの作品 マンガ日本の古典は、他の記事でも紹介した

日本の古典を漫画で学ぶ/日本の古典で漫画を学ぶ

中公文庫 マンガ日本の古典  受験にも役立つ!とかなんとか、有名な東大生を広告に使っているシリーズです。 「学習マンガ」という分野は各社が出版していて、40代以下の方なら子供の頃に何冊かは見たことがある、買ったことがあるんじゃないかと思います。数年前に話題になった「ビリギャル」なんて本でも、「まずはマンガでいいから歴史の流れをつかもう」という話がありました。新学期の直前には、各社のシリーズが店頭にずらりと並んで、おじいちゃんおばあちゃんからお孫さんへの贈り物、なんていう用途にも重宝している様子が見られますね。 最近の学習マンガは、大学教授が監修していて、背景の街並みから、キャラクターが身に付けている衣装などまで、掘り下げられて描かれています。子供向けとは思えない、子供向けだからこそ手を抜かない、という意気込みが伝わってきます。 もちろんそこには商売っ気もあって、表紙には人気漫画家のイラストが使われていますし、子供向けの制限で、子供にはちょっと分からない箇所、分かりにくい箇所を簡単に済ませている部分もあったりするのですが… 大人が楽しめる本格派 現代の子供向け学習マンガが、「大人も勉強になる」マンガだとしたら、 シリーズ『マンガ日本の古典』(中公文庫)は、「大人が楽しむマンガ」です。少なくとも、中学生か、できれば高校生以上でないと、ちゃんと分かるのは難しいでしょう。 漫画・劇画で一時代を築いた漫画作家諸氏が、原典や参考資料に丁寧にあたりながら、限られた紙数のうちに、しかも自らの作家性を示しつつ、作品化してあります。 竹宮恵子氏による『 吾妻鏡 』や、矢口高雄氏の『 奥の細道 』は、細部まで描きこまれた絵に圧倒されます。 それでいて絵だけに頼らず、きちんと人間のドラマが描かれているのだからすごい。 古谷三敏氏の『 浮世床 』、巻末の作者のあとがきでは、漫画化するのに苦心惨憺したことが語られているのですが、読んだ側からすればそんなこととは思いもよらず。げらげら笑いながら読みました。 作家が腕を振るい、漫画が古典に力を与えた これは単に古典が面白いというのを超えていると思います。古典が持つ力を、漫画家が腕を振るって料理して、新たな生命力を与えるのに成功しているのだと思います。残念ながら、作家の画風の古さ、あるいは老いがあらわれてしま

『エセー』、読みたくなりました

自分のお尻の上に座るしかない モンテーニュ『エセー』といえば、教科書にも出てくるような名著、古典ということになりますが、実際に読んだことがある人はさほど多くはないと思います。今のところ私も読んでいません。 読みたいと思ったこともなく、モンテーニュにも特段の興味は無かったのですが、書店の店頭で「自分のお尻の上に座るしかない」という帯の文句を目にして、この新書を読むことにしたのでした。 この新書の、エッセーのような軽やかさ 読み始めてみたら、とても面白くて、いっきに読み通しました。 著者の宮下志朗氏はフランス文学の研究者で、『エセー』の全訳もやった方です。軽やかな文章は、この新書自体をエッセイのように読みやすくしています。 本書は堅い評論ではなく、一般向けにやさしく書かれた解説書になっています。エッセイのようでいて、モンテーニュの生涯から、もちろん『エセー』の内容、出版の来歴まで、広く取り上げています。とても上質な入門書なのは間違いないでしょう。 『エセー』、読みます 私は本書を半分ほど読んだところで、宮下氏の訳の『エセー』第1巻を発注しました。最後まで読むと、第3巻から読むのがとっつきやすいかもしれない、と書かれていました。へーそんなもんかね、と思って先ほど追加注文しました。 宮下志朗氏について Wikipedia 宮下志朗 放送大学YouTubeチャンネル スペシャル講演 憎しみでなく寛容と共生を

住宅建築に関するよもやま話

週刊新潮の連載記事をまとめた書籍2冊です。 大和ハウスがスポンサーになっている、いわゆる広告記事になるでしょうか。 以前投稿した 『近代建築そもそも講義』 と、同じ枠の連載だったようです。  広告記事とはいえ、大和ハウスの商品を暗に勧めるようなこともなく、ていねいに住宅建築一般について基礎知識や、日本語の慣用語に生きる住宅用語・建築用語を解説しています。 大和ハウス工業総合技術研究所 が助言、監修という立ち位置なんでしょうか。特に文面には出てきませんが、読んでいると「手堅くしっかり調べられている」という感触があります。 ※余談ですがこの研究所、なんだかすごい予感がします。見学もやっているようですし、いちど行ってみたいものです。 一つの記事あたりが短いので(3ページ程度)、電車の中など細切れ時間でも楽しく読めるのがよいですね。また、取り上げる語の幅が広いです。ただ、掘り下げの度合いとしてはどうしても浅めです。 建築関係の仕事をしている方が、ちょっと一般の人に向けて話す、なんていう場合にとても役立つ、ネタ本なのではないでしょうか。 もちろん、これから家を作ろうという人が、自分の家はどこにこだわりたいか考えるのにもいいでしょう。 あるいは、古今東西の建築を見て楽しめるようになるための基礎知識を得るのにも使えると思います。

2019年、日本、ラグビー

この投稿を書いているのは2019年11月2日の朝です。今日夜、ラグビーワールドカップ2019日本大会の決勝戦が行われます。 この大会で、日本代表は予選リーグをトップで通過、初めてベスト8進出という快挙を成し遂げました。各会場で開かれた予選の試合には世界中から、日本中から観客が詰めかけ、たいへんな盛り上がりとなりました。 『ラグビー知的観戦のすすめ』 高校生の頃、体育の授業でラグビーをやって、ある程度は知っているつもりでしたが、この機会にちゃんとラグビーについて学び直したいと思い、大会が始まる直前にこの本を買ってきました。 著者の廣瀬俊朗氏は、ラグビーの元日本代表で、主将をつとめた経験もある人です。タイトルに偽りなく、とても知的で、面白い本でした。 ラグビーのルールはわかりにくい、と言われがちですが、本書では「ラグビーという競技の背景にどういう考え方があるのか」を説明した上でプレー、ルールを解説しています。おかげでとても分かりやすい。実際、ゲームを見ながら、選手たちが何をしようとしたか、実際に何が起きたか、審判が何を判断したか、分かりながら見ることができました(分かったような気がしただけかもしれませんが)。楽しく日本代表の試合を見ることができたのは、本書の解説のおかげだと思います。 また、ポジションごとにどんな特質を持つのか紹介しているのも興味をそそります。肉体的・技術的な特徴はもちろん、性格面について触れているのも面白かったですね。 そのほか、2019年大会に出場する各国の歴史や特徴について触れられています。巻末には、著者が発起した活動『 スクラムユニゾン 』に関連して、各国のラグビーアンセムの歌詞が掲載されています。 日本大会では、各国代表に対するあたたかな歓迎が高く評価されました(それに応じた各国代表選手の態度も、すばらしかったのは言うまでもありません)。日本人が各国のラグビーアンセムを歌う、というスクラムユニゾンの活動は大きな力になっていたと思います。廣瀬氏が発起人スクラムユニゾンの活動は、とても素晴らしいものでした。その意味も含めて、本書は2019年日本大会を総括する一冊だと思います。 『ラガーにゃん』 猫がラグビーをしたら?(※擬人化した猫ではなく、猫です)という変な設定の漫画です。プレーの説明、ルールの説明、ゲーム

放送大学のすすめ、放送大学にすすめ

私は放送大学の大学院で学んでいます。大学院の修士科目生(半年間在籍できる)、修士選科生(1年間在籍できる)という制度を利用して、授業を受けています。いずれ正式に入学して研究し、論文を書いて、修士をとりたい・・・と思っています。まだ準備中ですね。 放送大学とは 放送大学 は、放送(テレビ、ラジオ、インターネット)を通じて授業を受けることができる大学です( 放送大学番組表 )。授業を受けて学び、レポート提出、期末試験などを経て単位を取得します。必要な単位を取得したら、普通の大学と同様に、正式に大学卒業の資格を得ることができます。   各地に学習センターがあり、たいへん立派な 図書館 もあります。教員は国立大学の教授が兼任しているほか、もちろん放送大学の専任教授もいます。科目によっては普通の授業もあり(面接授業といいます。夏休みの期間など、働いている人も出席しやすい日程が予定されます)、教育内容はとても充実しています。 テキスト 科目ごとの教科書(印刷教材)は、科目履修の申請・学費の支払いの後に送付されてきますが、一般の書店でも購入できます(ただし取り扱い書店は限りがあります。Amazonのほか、 e-hon などオンライン書店でも購入できます)。一部のオンライン授業科目では、印刷教材は無く、放送大学が運営する教育システム(システムWAKABA)を通じて教材にアクセスし、学ぶことになります。 学費   学費は気になるところですが、 一般の大学に比べれば格安と言えるでしょう( 学費 )。学期ごとに履修する単位数で学費は決まります。4年での修了ではなく、もう少し腰を据えて取り組むなら、年間あたりの学費を抑えることも可能です。 奨学金もありますし、教育訓練給付金制度も利用できます。正式に入学した場合、学割も使えます。 お試しコース 願書を提出して、正式に入学して卒業を目指すほか、半年や一年という期間で入学し、科目単位で学ぶ選択肢もあります。この制度を使って学んでみて、単位をいくつか取得した後に、正式に入学することも検討してほしいです。入学前に取得した単位を卒業のための単位に繰り入れることができるからです。 放送大学のすすめ 長々と書いてきましたが、言いたいことはただ一つで