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「トレーニング」「運動」を学ぶ・教わる


最近、ケトルベルを買って、自宅でのトレーニングに使っています。ケトルベル自体は2年ほど前には知っていて、松下タイケイ氏の本(当時、日本語の本としては唯一だったと思います)も買って読んだのですが、ケトルベルを買い、トレーニングを始める決断がなかなか出来ませんでした。重い金属塊を振り回すわけで、見た目はなかなかコワいのです。また、その塊を室内に置くのも、家族に悪いような気がしたのです。

興味が懸念を上回ったのと、家族が受け入れてくれたのとで、いよいよ始めてみたのですが、いざはじめてみると、とても面白くて、徐々に深くはまってきている感じがします。

そして、ケトルベルを始めたことは、トレーニング、運動を学ぶ上で、YouTubeがとても役に立つことを知る機会にもなりました。

スポーツクラブ利用の難しいところ

以前はスポーツクラブに週1回通って、マシントレーニングや、スイミングをしていたのですが、今年(2019年)の初めに退会しました。退会する1か月ほど前、仕事に時間が出来たので、週に2,3回スポーツクラブに通っていたのですが、そこで嫌気がさしてしまいました。
マシンジムに行けばスマホをいじってる人が長時間占有している。プールに行けばコースの端でおしゃべりに興じる人たちがいる。トレーニング後、「トレーニング頑張ったから!」と自分で勝手に甘えて、フルーツジュースを飲んだり脂質の多い食事をしたり。

毎回のトレーニングに時間がかかり過ぎている、あまりうまくジムを使えていない、と思ったので、辞めることにしたのです。

再度、目標設定

しかし、私は歳も40代半ば、お酒こそ飲まないものの、甘いものも脂っぽい食事も好きです。トレーニングをしなければ際限なく太ってしまい、不健康になるのは間違いありません。
とはいえ、ボディービルダーとか、フィジークとかを目指す気はありません。歩く、長時間立っている、軽く走る。自分の身体を自分で支えて、自在に動かせる。そんな人生の時間を延ばせるように。また、あまり見苦しい体型にならないように、というのが目標になりました。
この目標は野心的ではありませんが、達成し続ける、継続することも目標となるので、指針や工夫が必要ですね。

自宅トレーニングの指針探し

まず、『プリズナー・トレーニング』を買って読んでみました。長期にわたって刑務所にいた著者が、機材に限りのある刑務所内でトレーニングし、まわりの囚人たちに見くびられないような身体を作る…という本です。
いわゆる「自重トレーニング」という分類になると思います。トレーニングの種類を削っていて、セットの考え方もシンプルなので、とても勉強になりました。

さらに、YouTubeでトレーニング関係の動画を見るようになったら、HIIT式トレーニングというのを見かけるようになり、 「タバタ」を調べてみたりもしました。

その間に、どうにか週に2,3回、自宅でトレーニングする習慣が身に付き、トレーニングの成果も出始めたので、ようやくケトルベルを始める決断ができました。

YouTubeでケトルベルトレーニングを学ぶ

ケトルベルは、やかんのかたちをした、金属の塊を振り回す運動です。正しくやらないと大変危険です。ですので、参考にしようと思ってYouTubeをあれこれ見てまわったのですが、次の二つのチャネルが私にはぴったりでした。

藤田ヨシフミ

藤田氏は大阪のジムで働くトレーナーさんのようですね。最近の投稿動画はご自身のトレーニング風景や大会参加の様子が多いですが(※これはこれで面白いです。こういう世界があるんだなあ!とびっくりします)、過去にさかのぼるとケトルベルのトレーニングについて、分かりやすく短時間で見られる動画があります。身体の使い方について、言葉の選び方が丁寧だし、難しい種目に移るまえの練習方法の紹介もあって、とても参考になります。

ケトルベル

そのものずばりなチャネル名です。ケトルベルを使って行える運動について、種目ごとにごく短い時間の動画(数十秒から1,2分程度)を多数公開しています。こんな使い方があるのか!と感心します。スイングだけじゃないんだ、と分かって、ケトルベルを購入する決断を後押ししてくれました。
余談ですが、モデルの男性の衣装が面白いです。

これらの動画を参考にしながら、ぼちぼち頑張っていきたいと思っています。

自宅トレーニングを続けるコツ

 まだ半年程度ですが、自宅トレーニングを続けられている理由を整理して、あえて「コツ」と言ってしまうなら、次のようなことは言えそうです。
  • 大袈裟でない目標設定をする
  • 継続できる環境を構築する
  • 続けられる手法、やっていて楽しい運動を見つける 
  • 自分に合う方法や、助言を、本やYouTubeで見つける
  • 無理は禁物。自分の身体と対話しながらじっくり取り組む
なんにせよ健康は大切なので、地道にやっていこうと思います。

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