週刊新潮の連載記事をまとめた書籍2冊です。
大和ハウスがスポンサーになっている、いわゆる広告記事になるでしょうか。 以前投稿した『近代建築そもそも講義』 と、同じ枠の連載だったようです。
広告記事とはいえ、大和ハウスの商品を暗に勧めるようなこともなく、ていねいに住宅建築一般について基礎知識や、日本語の慣用語に生きる住宅用語・建築用語を解説しています。
大和ハウス工業総合技術研究所が助言、監修という立ち位置なんでしょうか。特に文面には出てきませんが、読んでいると「手堅くしっかり調べられている」という感触があります。
※余談ですがこの研究所、なんだかすごい予感がします。見学もやっているようですし、いちど行ってみたいものです。
一つの記事あたりが短いので(3ページ程度)、電車の中など細切れ時間でも楽しく読めるのがよいですね。また、取り上げる語の幅が広いです。ただ、掘り下げの度合いとしてはどうしても浅めです。
建築関係の仕事をしている方が、ちょっと一般の人に向けて話す、なんていう場合にとても役立つ、ネタ本なのではないでしょうか。
もちろん、これから家を作ろうという人が、自分の家はどこにこだわりたいか考えるのにもいいでしょう。
あるいは、古今東西の建築を見て楽しめるようになるための基礎知識を得るのにも使えると思います。
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