マリア・テレジアとヨーゼフ2世
ハプスブルク帝国を継いだと思ったら即座にオーストリア継承戦争に突入。他国と激しく争いながら、国力を充実させていく…。息子を皇帝に育てる一方、娘には政略結婚をさせる。嫁いだ先で、娘は悲劇的な最後を迎える…
その跡継ぎは、家族を政略に使う母と、時に対立しながらも、協力して帝国の維持発展に力を注ぐ。母の死後、啓蒙思想の理想を高く掲げるが、現実は簡単ではなく…
大河ドラマ的な親子関係ですよこれは。
(岩下志麻と渡辺謙?いや伊達政宗はヨーゼフ2世ほど理念的ではないし、ひ弱じゃないか)
フリードリヒ大王
プロイセンの啓蒙専制君主、フリードリヒ大王がこんな大河ドラマの主人公みたいな人とは知りませんでした。子どもの歴史漫画では、マリア・テレジアのライバルみたいな描かれ方まで、だったので…
派手好みの祖父が、ヨーロッパの端っこで「王」になる。 その後を継いだ父は、「軍人王」と呼ばれるも、その名に反して実際は戦争をあまりせず、官僚制度の確立と軍隊の充実を実現した。そしてフリードリヒ大王。宗教的寛容の精神、文化・芸術への愛情、啓蒙思想に育まれた若き日。厳格な父に反発して、王太子の身で「脱走」を企てる…!
修行の日々を経て、父の跡を継ぎ、王になるやいなや、 積極的な対外進出と、国家の近代化を進める。ところが、いつしか周囲の大国に挟撃されることに。はたしてフリードリヒ大王とプロイセンの運命やいかに?!
これはもう大河ドラマ
大河ドラマな母親と息子と娘と、大河ドラマな大王が同じ時代に隣国にいて、互いに争っていたのだから、すごい時代ですわなあ…
その争いの裏で、多数の哲学者があらわれ、近代を準備していたのですから、これはやっぱり大河ドラマですよ。
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