山形浩生氏といえば、多数の翻訳をなしている人です。本当に多い。すごく多産な方ですね。
なので、きっと知っている方も多いでしょう(いまさら私の零細ブログで紹介するのもためらわれるくらい…)。
それにしても、やみくもに多産なのではなく、訳す本の目利きがすごいです。
最近話題になった本でいえば、トマ・ピケティの『21世紀の資本』。
さかのぼるとポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞を取るより前)、ローレンス・レッシグ(法学)も手がけています。
ケインズの『雇用、利子、お金の一般理論』の翻訳もしています。
『断言』は、その山形氏の書評を集めた本です。長いキャリアの、前の方からも採録しているので、古い本も多い。
一般書店はもちろん、ネット通販の古本でも、手に入らないものがあります。
しかし、時間の経過にも耐えられる本の書評を選んだのでしょうね。
何冊か、頑張って手に入れてみて、読み始めましたが、今のところハズレはありません。骨のある本、読めば読書の喜びがあり、
確実に自身の力になる本。そんな本を手に入れたい方は、山形氏の目利きに乗ってみるといいのではないかと思います。
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